キャリア・カウンセリングで最も重要なことは、もちろんクライエントの理解、つまり他者理解です。
とはいえ、みなさんもよくおわかりの通り、他者理解はとても難しいものです。
自分のことさえままならないのに、自分以外の人のことなんて、と思うのが普通です。
しかし、そう思う、まさにその点に他者理解を深めていける可能性があります。つまり、他者理解の前に、一番近い自分のことをよく理解することが、他者理解への第一歩だということです。
「いま私はどんな気持ちなんだろうか?」
「いま私は一番何をやりたいのだろうか?」
「いま自分が一番やるべきことは何なのだろうか?」
自分の心の中で自問自答します。なかなかすぐに答は見つかりません。
でも、心配ありません。
自己理解への一番の早道は、マインドフルネスです。
この講座では、キャリア支援にすぐに役立つマインドフルネスの講義と実習を行います。
マインドフルネスは自己理解とそれに基づく他者理解に優れた効果があるのです。
「自分を開放しリラックスするマインドフルネス」
「クライエントをラポールを作るマインドフルネス」
「クライエント理解のための自己理解のマインドフルネス」
という三つのマインドフルネスの方法を伝授します。
ぜひこの機会に、マインドフルネスをご一緒に始めてみませんか?!
▼ 講座一覧 ▼
①マインドフルネスを活用したキャリア支援(実習)
自分を開放し、リラックスするマインドフルネス(2時間)
②カウンセリングで使えるマインドフルネス1(実習)
クライエントとラポールを作るマインドフルネス(2時間)
③カウンセリングで使えるマインドフルネス2(実習)
クライエント理解のための自己理解のマインドフルネス(2時間)
◆講座時間◆ 合計6時間
◆実施方法◆ オンライン
◆料 金◆ 26,400円 (税込)
講師
慶應義塾大学 文学部
准教授 樫尾 直樹(Naoki KASHIO)
(略歴)
宗教学者。慶應義塾大学経済学部卒、同法学部政治学科中退。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士課程修了。早稲田大学人間科学部(文化人類学)助手、東京外国語大学外国語学部日本語学科助手、フランス国立高等研究院(宗教学部)客員教授、同科学研究センター(GSRL)共同研究員、韓国東西大学大学院(日本学)客員教授などを経て現職。経済学、政治学、宗教学、文化人類学、日本学、社会学、民俗学・・・、人文社会科学の諸領域を渡り歩く<マルチ・アカデミック・ストレンジャー>。毎日3時間の道教瞑想を日課とし、身体実践を通じた宗教研究(比較瞑想論)を提唱している。慶応瞑想研究所(マインドフルネス・センター)主宰。著書に『スピリチュアリティ革命』(春秋社)、『スピリチュアル・ライフのすすめ』(文春新書)、『慶応大学マインドフルネス教室へようこそ!』(国書刊行会)、『マインドフルネスがよくわかる本』(秀和システム)、”Spirituality as a Way: The Wisdom of Japan”(Kyoto University Press/Trans Pacific Press)など多数。